February 21, 2009

フィードは誰のものか

mixiにエコーって機能がある。
まだテスト中で、普通はオフのまま。

要はTwitterと同じ機能なんだが、
違いもある。他のサイトとの連動が無いこと。

エコーでつぶやくのはいいが、
まだそれはmixiの中に響くのみ。

Twitter使いの僕が、mixiのエコーを
使わんのは、単にスケール感の無さから。

Twitterでつぶやこうとすれば、外から携帯でもできる。
実は僕のTwitter的な出口はたくさんあって、このサイトの
左上にウィジェット(ブログパーツ)としてハマってるし、
Facebookでのステータス、FriendfeedPlaxo…、とキリがない。

僕がひとこと書き込むと、それぞれの場所に同じ内容が反映される。

mixiのエコーだって、外のブログに組み込んだり、それこそ、
希望する人は街中のディスプレイに表示させられたりとか
できれば面白いのに、なんでそう閉じちゃうかな。

でもmixiも閉じてるばかりではなくて、古くは外部ブログを
日記代わりに使えるようにしてくれてる。このサイトもそう。
(ただ、コメントリンクからその人のページには行けない)
mixiも自分のブログも更新しようとする人もいるけど、これは大変。
だったら更新するところを1つ決めて、そのフィードをあちこちに
つなぐことを考えるし、mixiとGREEに同時にそうしてる人もいる。

mixiは、広告がクリックされるようにmixi内に人を留めとくことが
目的だから、ホントはこういうのはなるべく避けたいよね。
mixiのやるべきことは、mixiで更新する日記を、他のトコにも
持ち出せるようにすることだったと思うが、ちょいと手遅れかも。

mixiがやってるもう一つのオープンは、iTunesの組み込みができる点。
mixi stationを使う必要があるけど、これを走らせておけば、
iTunesやらiPodで聴いた内容は全部吸い上げちまう。

iTunesとウェブの連動って実は結構多くて、僕の聴いてる内容は、
mixiだけでなくてiLikeとかlast.fmにも吸い上げられている。
しかも、iLikeは、Facebookやらplaxoなんかと情報を共有してるから、
僕がこの曲を気に入った、って情報は全部タレ流される。

ご丁寧に、それぞれのサイトが「じゃ、この曲あたり好きじゃない?」
って、amazonとかiTunesで曲を買うように勧めてくる。

だから、僕はmixi内ではほぼ何もしていないんだが、ブログを書いて、
iTunesで音楽聴くだけでも、勝手にmixi内は更新されている、と。
恥ずかしくて、変な音楽聴けないんじゃないかとさえ思えるし、逆に
こんなお洒落な音楽聴いてます、って思わせることもできそうだが、
そこまで行くといよいよ自意識過剰な感じ。

++++

ふうむ、こうやってフィードが流れまくって、ターゲット広告が
覆いかぶさってく、ってのが、ウェブ広告の土台よね。

mixiがエコーを公開にしてないのは、その活用の方向がまだはっきり
見えてないからかもなー。
まー、Twitterもそれは同じなんだけど、オープンにしてるおかげで、
スケールは圧倒的になったし、手放せなくなってる場合も多い。
元々、簡単なライフログとしてはすごく便利だし、それが親しい人と
つながることで面白さが膨らんでるわけだし。

前の職場で研究職だったころ、最後の方はずっと「フィードは誰のものか」
ってのを考えてた。フィードはウェブの中の活動そのもので、広告収入って
果実を生み出す原料になってる。どんどん日常に入り込んでくるわな。