July 30, 2010

LSE生活



LSEでのクラスは、組織戦略論を選択。

このテーマで3週間、午前中講義+午後ケース・ディスカッションの
フォーマットが続く。下敷きはジョン・ロバーツの『THE MODERN FIRM』。
日本語版を入手して機内で読んでたものの、あまりにカチコチの日本語訳が
途中から苦行に感じられて、結局ペーパーバックの原著で読み直した。



「戦略」と言いつつ、経済学の教授が講義をしてて、エージェンシー理論とか、
マルチタスクのロジックとか凄く細かい。
スペイン訛りの英語でまくし立てつつ、「実務じゃこの通りに行かないから
役に立たない」とか言って、再びまくし立てる。

グループワークは、人材の中途採用のケースをドイツ人、ベネズエラ人、
ペルー人+自分の4人組でやることに。
ガチガチのゲルマンとラテンズのぺースが、からっきし合わないのが笑える。
しばらく放ったらかしとこう。

そういや、ちょうどロンドンでレンタルサイクルが大規模に始まったところで、
LSEの敷地内にもそのチャリ置き場がある(↓)。

July 28, 2010

家探し



家探しは思いのほか苦戦。
日本にいる間から、こっちの不動産屋とやり取りして候補は絞ってたが、
やっぱ入れ替えが早い時期で、実質仕切り直し。

学校はLBSがメインだから、St.John's Wood ~ Finchley Roadあたりの
北ロンドンを中心に探すものの、厳しい。
1,500ポンド/月まで、1ベッドルーム、フローリング、なるべくリフト付き、
って条件で出してるのだが、フローリングは結構少ない。
1,500ポンドって、今の140円/ポンドのレートでも十分高いんだが、
3年位前は250円近かったことを考えるとおそろしや、ロンドンの住宅事情。

一件、Swiss CottageとFinchley Roadの中間にかなり良いのが
あったものの、先手が入っちまった。
授業と併行して探してるし、カミさんにチビ連れて探しといて、って
ワケにも行かず、時間的にもあんまかけられず。

ということで、ホテル住まいは時間切れ。
明日から最大約10日間はEast Indiaに見つけた第2の仮住まいへ。

July 25, 2010

サマースクール

こんなバタバタな日程で渡英したのは、間髪入れずに
LSEでのサマースクールが始まっちまうから。

週末の間に移動して、月曜から即授業ってスケジュール、
やっぱ土曜のうちにロンドンに来ておきたかったし。

今日は、事前のレジとキャンパスツアー。
カミさん&チビも一緒に回らせてくれた。
普通に街中の複数のビルが校舎でカフェもパブもあって、
と環境は素晴らしいのだが、一番は図書館かな。
このレベルはなかなか無い。

学校を後にして、Oxford Streetで買い物。
Regent's Streetのアップル・ストアにも行ってiPhone4でも
買おうと思ったが、3週間の入荷待ちってことで断念、
元premini好きとしては避けて通れないX10 miniを購入。
SIMフリーだから、日本でも使えるかな?と思いつつ、
ひとまずデータを実質定額で使えるO2で利用することにする。

ボンド・ストリート近くのホテルは木曜まで。コスト的に長くはここにはいられないから、
それまでにスムーズに住処が決まるといいんだが。

July 24, 2010

ロンドン行き

期末のクラスのパーティーから明け方に帰宅。
最後の荷物のまとめをして、朝5時過ぎには
タクシーで新宿へ。スーツケースにチビを
連れての空港行きは大変だろう、と埼玉から
親父が来てくれる。

空港についてからは割とスムーズ。
チビがいるから空席が多いと良いなーと
期待したものの、7月下旬の土曜朝イチなんて
そりゃ混んでるわな。

機内はバシネットを用意してもらったものの、
チビは慣れない環境であんま寝られず、
直行とはいえタフなフライトになった感じ。
今回はいち早くロンドンに着く必要があったから
朝イチにしちまったけど、おチビ的には今後は
夕方のフライトの方が良いな、と学習。

ヒースローの入国審査で、学生ビザを出してもらう必要があったんだが、
色々と用意した書類を説明しつつ一応15分ほどで切り抜ける。
そう、ギリギリ6ヶ月を超えないから、事前申請でなくてぶっつけ。

何はともあれ、入国!
パディントンまで出て、あとはタクシーで当面のホテルへ。
8時間戻って長い一日。カミさん&チビはよく頑張った!

July 23, 2010

仲間とお別れ

夏学期最終日。

ビジネスプランの発表が終わった後は、
皆でパーティー。クラスメイト同士が婚約したから、
そのお祝いも兼ねて。
みな1年が終わる開放感に溢れてる。

自分は、明日でロンドンに出発してしまうもんで、
1年で卒業するクラスメイトの中にはもう当分会わん
仲間もいて、なかなか淋しい。
その分今日はとことん深酒に付き合う。

来月の彼らの卒業式に出られないのは
申し訳なかったけど、あまり深いサヨナラを言わなくて
すむのは良かった、と前向きに考えることにする。

さて、ロンドン!

July 22, 2010

夏学期

4学期目にあたる夏学期は、あまり授業を入れないようにした。
ロンドン行きの準備がどのくらい手こずるか読めなかったし、
他校とのケースコンペや、アントレのクラスのビジネスプランがあったし。
1年で卒業するクラスメイトもいるから、全般的にややセンチな雰囲気が
漂う学期だったなー。

今学期から選ぶとこのあたり。

Change Management
履修したのが13人という少人数クラスで、ディスカッション中心って
こともあって個人的には凄く濃かった。
コッターの8ステップを下敷きに、主にIMD作成の重厚なケースを
絡めてあってよくできたコースだと思う。特にPaul Levyのケースは秀逸。
対象はミドルマネージャーより、トップマネジメントに近い視点だけど、
血肉になるコースだったと感じる。

【使ったケース】
Canon Europe, IBM, Nespresso, HP, BIDMC(Paul Levy)



Venture Capital
興味のあるベンチャービジネスの立上げ、というよりは、出資する側からの
視点だったから、若干期待外れるかと思ったけど、フタを開けてみたら
マーケティングとファイナンスが程よくミックスされた楽しいコースだった。
ケースが古めだなとは感じたけど、担当するMichaelは自分でファンドを
運用していることもあって、実例とのリンクがスムーズ。
個人的には1学期以降あまりファイナンスに力を入れなかったボロが出た。


Brand Management
2学期にやった消費者行動の続編。こっちがメインの位置づけっぽいけど。
バークレーのAakerのもとで学んだToshiの唱えるコンテクスト・ブランディングの
ロジックを軸に、色々なケースを議論。
かなり本を読み込んで準備したつもりだったが、なぜか俺はまた空回り。

【使ったケース】
New Coke, Acerola Drink, Google.org, Habitat, Burberry, Marthe Stewart, Intel, Samsung, Hong Kong, Pokemon, AEON, Uniclo, Snapple




Global Citizenship
Knowledge Weekと並ぶ異色コース。
グローバルな人材たるもの、様々な境遇への理解があるべき、って
発想から、車椅子や高齢者体験に始まり、虐待に遭っている児童との交流、
難病の方をゲストに招いての交流、新宿でのホームレス支援、発育面で
違いのある子供たちとの乗馬を通じた交流、と幅広い。
これらは一度経験したくらいで何かが語れるわけではないんだけど、
一度経験することで視点を変えることはできる。

July 19, 2010

実家訪問



月末から半年ほどロンドンに行くことになったため、
チビをつれて実家に一度帰る。チビは初めてのさいたま。

3人の従兄妹が待ち構えるところに乗り込んだ5ヶ月児。
しばらく会えんけど、また冬によろしゅう、と。