July 22, 2010

夏学期

4学期目にあたる夏学期は、あまり授業を入れないようにした。
ロンドン行きの準備がどのくらい手こずるか読めなかったし、
他校とのケースコンペや、アントレのクラスのビジネスプランがあったし。
1年で卒業するクラスメイトもいるから、全般的にややセンチな雰囲気が
漂う学期だったなー。

今学期から選ぶとこのあたり。

Change Management
履修したのが13人という少人数クラスで、ディスカッション中心って
こともあって個人的には凄く濃かった。
コッターの8ステップを下敷きに、主にIMD作成の重厚なケースを
絡めてあってよくできたコースだと思う。特にPaul Levyのケースは秀逸。
対象はミドルマネージャーより、トップマネジメントに近い視点だけど、
血肉になるコースだったと感じる。

【使ったケース】
Canon Europe, IBM, Nespresso, HP, BIDMC(Paul Levy)



Venture Capital
興味のあるベンチャービジネスの立上げ、というよりは、出資する側からの
視点だったから、若干期待外れるかと思ったけど、フタを開けてみたら
マーケティングとファイナンスが程よくミックスされた楽しいコースだった。
ケースが古めだなとは感じたけど、担当するMichaelは自分でファンドを
運用していることもあって、実例とのリンクがスムーズ。
個人的には1学期以降あまりファイナンスに力を入れなかったボロが出た。


Brand Management
2学期にやった消費者行動の続編。こっちがメインの位置づけっぽいけど。
バークレーのAakerのもとで学んだToshiの唱えるコンテクスト・ブランディングの
ロジックを軸に、色々なケースを議論。
かなり本を読み込んで準備したつもりだったが、なぜか俺はまた空回り。

【使ったケース】
New Coke, Acerola Drink, Google.org, Habitat, Burberry, Marthe Stewart, Intel, Samsung, Hong Kong, Pokemon, AEON, Uniclo, Snapple




Global Citizenship
Knowledge Weekと並ぶ異色コース。
グローバルな人材たるもの、様々な境遇への理解があるべき、って
発想から、車椅子や高齢者体験に始まり、虐待に遭っている児童との交流、
難病の方をゲストに招いての交流、新宿でのホームレス支援、発育面で
違いのある子供たちとの乗馬を通じた交流、と幅広い。
これらは一度経験したくらいで何かが語れるわけではないんだけど、
一度経験することで視点を変えることはできる。

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