May 23, 2010

春学期のクラス

今学期の面白いクラスは主に選択科目。
人数が少なくなって、密度が上がることも関係してるのかも。
割とみんなファイナンス系重視だった分、それを外した俺は、
20人前後のクラスにいることが多かった。これってある意味贅沢。

Business Architecture
俺たちのケンのふたつめのクラス。こっちの方が、気持ちが入っているように
感じたのはきっと気のせいだけではなく、自分の考えているロジックに沿った
ケース分析が多いからなんだと思う。
そのコミットメントの高さも手伝ってか、ディスカッションも熱気があった。
…と思ってたら、クラスのエッセンスは本になってた。

【使ったケース】
Strabucks, Askul, ZARA, Britannica, VertivalNet, RedHat Linux, Webvan, DELL, Ford



Service Management
ゼミ教授のYoshiのふたつめのクラス。
基本的には、物販からサービス、という提供する価値のシフトに
焦点を当てて、それをマーケティングの延長で咀嚼するのだけど、
必修のマーケのクラスほどガチガチやらない。
下敷きになっていたのは、Heskett, Sasser & Schlesingerの
"Service Profit Chain"のコンセプト。
後半に学校のオリジナルケースを多用してて、日本企業の分析が面白かった。

【使ったケース】
Benihana, Shoudice, Starbucks, Fedex, Egon Zehnder International, MUJI, BOOKOFF, Kumon



Competitiveness of Firms & Clusters
外部のセミナー等でも著名なYokoによるクラス。
ハーハード時代にYokoが師事していたマイケル・ポーターが、
いま世界各国のMBAに広めているコースでもある。
ポーターの戦略論を国や産業クラスターに当てはめたらどうか、
というコンセプトなのだけど、そこに若者に期待をかけるYokoが
若干のアレンジを施している。

地理が好きな俺には興味深いケースが並んでて取ったのだけど、
自分は誰で、何ができて、何をすべきか、ってことを考えさせられる
良いコースだった。
ただ、クラスでも言ったのだけど、「MBAとして何ができるか」って
視点は危ないもんで、足りないものがあるところは実は強くて、そこでは
助けるアプローチじゃなくて、学ぶ姿勢がなければ何も成し遂げられない。

パネルにHuman Rights Watch, World Wildlife Fund(WWF), Table for Twoと
若者を並べたゲストスピーカー・セッションが白熱した。

【使ったケース】
Car Navigation System in Japan, Finland, Estonia, Chile, Costa Rica, Wine cluster(California, Australia, France), Indonesia, EU integration, Singapore, Ghana, Flower cluster in Holland

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